下手になる年齢がある?

ジュニアアスリートトレーニング担当の出井(でい)です。

タイトルの答えは・・・
【10歳前後】です。

10〜11歳は人間の再構造化が始まり、14歳ごろまで続きます。

これまでに投げたり打ったりなどの
正確な動作を勉強することはとても理にかなっています。
音楽の演奏なんかも小学校の
低学年ごろまでに始めるのがベストだそうです。

決してその年齢を超えると遅いわけではありませんが、
小さい頃に何をするかと言うのは生物である以上、
大きく人生に関わってくることは避けられません。

また、不器用になる、というのも同様に思春期に訪れる内分泌系や体の変化に伴い運動能力を犠牲にしてでも成し遂げないとならない進化なのです。

この年齢に指導者、保護者がどう接してあげるかは大事なようで、
ジュニアアスリートでは年齢としてはその時期を預かることになります。

上記の体の変化に一番戸惑っているのは本人です。
中にはこの変化によって精神的に参ってしまう例もあるくらいです。
運動の出来ではなく、発達・発育学などに基づき
私共も正しくフォローしていけるよう努めたいと思います。

参考文献:デクステリティ巧みさとその発達 ニコライA.ベルシュタイン 著