イップスなんて無い?

ジュニアアスリートトレーニング担当の出井(でい)です。

ある兵庫のドクターは
かの大リーグで活躍した選手をはじめ
関西の球団のいろんな選手を治療した方ですが、
イップスって何?と仰っていました。

ショッキングな体験や失敗などの心理的要因から
思い通り運動ができないことを指すようです。

ランナーが2塁にいると急にストライクが入らなくなったり
ボール球が増える・・・某野球漫画などの例が有名です。

 

 

 

筆者としてはイップスには否定的です。
選手自身の身体的要因が大きいと考えています。
もしくは、心理的というなれば指導者側のコーチングの稚拙さ
など外的な要因が大きいと思っています。

心理的要因を否定するわけではありませんが、
我々のような職業は最後まで
身体や技術的な要因から目を背けてはいけないと思います。

イップスだと言ってしまうのは容易ですが、
情報がこれだけ入手しやすい昨今、
もっともっと身体の使い方の要因を探り
指導者も選手も技術を磨くようになる必要があると思います。

それにはモチベーション・・・動機が必要です。
それこそ心理的な側面の考えどころでは無いでしょうか。

参考:コーチングクリニック 2019年7月号