上半身を鍛えよう

ジュニアアスリートトレーニング担当の出井(でい)です。

運動には
「順次性」
と呼ばれる性質を持つことが多々見られます。

研ぎ澄まされたそれは
時に鮮やかに眼に映るものです。

順次性とはつまりは
胴から脚、
胴から肩そして手と
体の中心から末端へ力を伝える連動のことで、
投球動作、水泳のキック、パンチなど
いろんな運動で求められるモノです。

よく野球やフットボール系の種目では
体幹が大事とか足腰が大事だと言われます。

ではどこが体幹で
どこが脚なのでしょうか。

意外と答えられない、
もしくは答えが外れているように感じることも多いです。

投球動作の胸の張り、
サッカーで相手との間合いを保ったり
プレスに乗じて加速したり、
ラグビーのタックル動作では
果たして大事なのは本当に足腰なのでしょうか。

蔓延する上半身を鍛えるとバランスが崩れる説。

上半身を鍛えるとは、
どの運動を指しているのでしょう。

ボールを投げる動作も上半身のトレーニングだと思うのですが
世間的には重りを持って負荷をかけることが
鍛えると結びつくことが多いようです。

海外の選手は上半身の使い方がとても上手く強い選手が多いです。
最近日本人選手も上手く強い選手が増えてきました。
どこにその差があるのでしょうか?

・・・実は上半身をうまく使うと
体幹部分は勝手にうまく使えています。

気になった方は
是非当院にてトレーニングをご一緒に!

【参考文献】
マイネル スポーツ運動学 クルト・マイネル先生 著
金子明友先生 訳