痛みが取れても治っていない
ジュニアアスリートトレーニング担当の出井(でい)です。
今日は怪我と痛みについてです。
「痛みを一瞬で取る治療院」
魅力的な言葉です。
私自身幾度も見ている選手に
「○○ってところ行ったら一発で治った!」
なんて言葉をかけられたことがあります。
その子自身の問題もあるかもしれませんが
やはりダメなのは怪我を魔法じみた言葉で片付ける方だと思います。
「捻挫や肉離れ」
スポーツではつきものです。
もし、一瞬で痛みが取れたなら
過敏になり痛いと錯覚していた組織に対して何らかの処置をしたり、痛みに対してのコントロールが優れた治療なのだと思います。
しかし、痛みが取れたとしても
もし本当に捻挫等で組織が損傷していたなら
「全治は3週間程度です」など、
病院で診断されるように、学術的に証明されています。
それは先人達が残してくれた様々な症例からも示される通り、
個人差はあれど魔法で治せるものではありません。
痛み=怪我では無いということですね。
逆に言うと痛いからダメではなく、
何から由来の痛みなのかを見極め、
早期にリハビリをするべきか医師や医療関連の従事者が協力し
もっとみなさんに正しくお伝えしなければいけません。
ジュニアアスリートトレーニングを担当していますが、
普段はスポーツ選手のトレーニングやリハビリも行なっています。
是非スポーツ選手の痛みについてもお問い合わせください。