小中学生に多い野球肘ついて
リハビリ担当の大森です!
今回は野球部の中学生の症例です。
投球した際に右肘を痛めて来院されました。
症状
痛みで肘が最後まで曲げれず、肘の内側に動かした時やストレスがかかった時と押した時に痛みがありました。
おそらく、肘の内側に付着している筋肉が炎症を起こしていると思われます。
原因
投球フォームを見ると左腕がしっかり引けていないため胸が張れず、右腕だけで投球している状態になっています。
また肩の動きもかたくなっていました。
それが積み重なって肘に負担がかかり痛みが出たのだと思われます。
リハビリ
・肩甲骨を動かす
半円のストレッチポールで肩甲骨を動かします
・チューブ
インナートレーニング
・体幹、腹筋
同じ体幹でもドローインを意識してすると
「普段練習で行う1分の体幹より、ここでする30秒の体幹の方がきつい」と言っていました!
・フォームチェック
左腕を使えるように意識しました!
経過
痛めてから1週間は投球を禁止にして施術とリハビリに専念して頂きました。
その後、状態をみながら投球数や力加減を決めました。
途中でテスト期間のため練習が休みだったこともあり、痛みはほとんどない状態に!
現在は肘の痛みも取れ、全力で投球できるようになりました。
しかし、これで終わりだとおそらく再発してしまいます。
これからは再発しないように基礎的な身体作りやフォーム改善が必要です。
「この前試合に出れたけどちゃんと打たせてもらえなくて悔しい思いをした」と聞きました。
もっと試合で活躍したいと話していたので、もちろん、私たちも全力でサポートしていきます!!